【スキンケア解説】夏のダメージで「秋老け」が進行!?秋の「くすみ」対策におすすめのスキンケア

スキンケア解説

今年の夏はマスクを外す機会も増え、外出することも多かったのではないでしょうか。

例年にも増して晴天や猛暑日が多かったため、強い日差しと紫外線により、見えないダメージが蓄積しているかもしれません。

適切なケアをせずに放置していると、シミやくすみ、たるみの原因になることも…。

夏の肌ダメージをケアして、くすみのない透明感のある肌を目指しましょう。

⒈角質ケアで肌のキメを整え、スキンケアのベースづくり

「角質層」は肌表面に存在し、バリア機能の役割をしています。しかし、ターンオーバーの乱れた肌では角質が不均一に並び、肌の透明感をそこなうほか、スキンケアの効果を十分に発揮できないことがあります。

今回は、デイリーケアとして取り入れやすい美容液タイプで、代表的な成分とその特徴を解説します。

普通肌や混合肌におすすめ「AHA」…グリコール酸、乳酸、クエン酸など

古い角質の除去や肌を引き締める作用があり、肌の透明感アップの効果が期待できます。

中でも乳酸は天然保湿因子(NMF)の構成成分であり、分子量が大きいためマイルドに作用します。

脂性肌におすすめ「BHA」…サリチル酸

皮脂と親和性が高く、毛穴の角栓、溜まった汚れや古い角質による黒ずみ、肌のざらつき等を取り除く効果があります。

③敏感肌におすすめ「PHA」…グルコノラクトン、ラクトビオン酸など

分子量が大きくゆっくりと肌に吸収される刺激が少ない成分です。

自分に合った角質ケアを取り入れて、透明感のある肌を目指しましょう。

2.ビタミンを取り入れたスキンケアで「くすみ」へアプローチ

肌の透明感、くすみケアというとビタミンをイメージされる方も多いのではないでしょうか。

「ビタミンC」が有名ですが、最近人気の「ナイアシンアミド」や「レチノール」も実はビタミンの一種です。

今回はくすみケアに最適なビタミンの代表的な成分とその特徴を解説します。

レチノール系(ビタミンA)

レチノールは、「シワ改善」に対する医薬部外品の有効成分として厚生労働省に承認されることもある成分です。

レチノールを含むレチノイド類は近年注目が高まっている美容成分です。

様々な肌悩みにアプローチし、肌表面をなめらかに整えてくれます。また、ヒアルロン酸をサポートして肌の水分量を増やし、肌のハリを出してくれます。

もっちりとした毛穴の目立ちにくいなめらかな肌は、光の反射量が増え、みずみずしく透明感のある肌を演出します。

レチノール系は「A反応」と呼ばれる赤みや皮剥けといった症状が起こることがあるため、配合濃度を確認して段階的に量を増やしたり、低刺激なレチノール誘導体などから始めたりするのがおすすめです。

ナイアシンアミド(ビタミンB3

ナイアシンアミドは、「シワ改善」「美白」「肌荒れ」に対する医薬部外品の有効成分として厚生労働省に承認されることもある成分です。

肌にアプローチすることで、コラーゲンをサポート、うるおいとハリを与えます。

ナイアシンアミドはマルチな美容効果を発揮しながらも刺激性は少ない成分なので、敏感肌の方でも取り入れやすい成分です。

アスコルビン酸系(ビタミンC)

ビタミンCおよびビタミンC誘導体は、「美白」に対する医薬部外品の有効成分として厚生労働省に承認されることもある成分です。

優れた美容効果をもち、紫外線による乾燥などのダメージを抑制し、肌のくすみや肌荒れを防ぎ、透明感を与えます。

種類としては大きく2つに分けられ、

高い効果を感じやすい反面、不安定で刺激を感じやすい「ピュアビタミンC」と、

ビタミンCを安定化したり、浸透性を高めたりした「ビタミンC誘導体」があります。

後者のビタミンC誘導体の中には、速攻型と呼ばれる「3-O-エチルアスコルビン酸」、浸透型と呼ばれる「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」、持続型と呼ばれる「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」など、多くの種類があります。

ご自身の肌悩みに合った、成分を選んでいただくのがおすすめです。

3.シートマスクによる集中ケアで、うるおいに満ちた肌へ

気温が下がり始める秋口は、肌の乾燥や揺らぎが生じやすいものです。

乾燥した肌は、光の反射量が減ってくすんで見えがちです。

シートマスクは密閉効果があり、保湿・美容成分を角質層のすみずみまで浸透させやすいのが特徴です。

普段のスキンケアに+1して、よりうるおいに満ちた透明感のある肌を目指しましょう。

4.入浴やマッサージで血流をよくし、血色の良い明るい印象の肌へ

気温が下がってくる秋は、身体が冷えやすい時期、つまり、血行不良によるくすみが起きやすい時期です。

血行が悪くなると、血液に含まれる酸素の量が減少し、血液自体が暗い赤色になります。すると、顔色も暗くくすんで見えてしまうのです。

冷えによる血行不良は温めることが大切です。

入浴はシャワーですませず、しっかり湯船につかって身体を温めることがくすみ改善への近道です。

また、スキンケアの中にマッサージを組み込むのもおすすめです。

やさしくマッサージすることで、お顔の血行を促進し、血色の良い明るい肌を目指すことができます。

以上が秋の「くすみ」対策におすすめなスキンケアです。

透明感のある肌へのアプローチの仕方はたくさんあるので、是非ご自身の肌に合った心地よいスキンケアを見つけてください。

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