【スキンケア解説】「朝C夜A」ってなに?ビタミンCとレチノールの相性を考えた使い方を解説
「朝C夜A」という美容法は聞いたことがありますか?
ビタミンC配合コスメとビタミンA(レチノール)配合コスメを朝晩で使い分けたスキンケア方法のことを言います。
中国の美容好きから発信された美容法ですが、今日本でも話題になっています。この美容法は実はとても理にかなっています。今回は、ビタミンCとレチノールの相性や併用するメリットについて解説します。
目次
ビタミンC配合コスメを朝使うとシミになるは『嘘』!
ビタミンC配合のコスメを使うとシミになる?
「ビタミンC配合のコスメを朝に使うとシミができる!」そんな噂をきいたことがありませんか?
結論から言うと、ビタミンCコスメを朝使用してもシミになることはありません。むしろ、朝に使用することでお肌にうれしい働きが期待できるのです。
ではなぜ間違った噂が広まってしまったのでしょうか? それには、グレープフルーツなどの柑橘類に含まれる、「ソラレン」という光毒性のある成分が関係しています。ソラレンには、紫外線の感受性を高める(吸収率を高める)作用があり、シミや肝斑など肌トラブルの原因に繋がる可能性があります。
「ビタミンC=柑橘系の果物」というイメージから、ビタミンCには光毒性があるという噂が広まってしまったのですが、ビタミンCとソラレンは全くの別物! ビタミンCが光毒性の原因になることはありません。
朝ビタミンC配合コスメを使用するメリット
ビタミンCには、メラニンの生成を抑制する効果があります。朝使用することで、日焼けによるシミを防ぐことができます。そして紫外線はシミの原因となるメラニンだけでなく、活性酸素も発生させます。活性酸素が増えると、肌のハリやうるおいを保つために必要なタンパク質である、コラーゲンやエラスチンの生成に影響します。ビタミンCは乾燥などによって生じるハリ不足などにも嬉しい効果が期待できます。
レチノール配合コスメは夜の使用がお勧め!
レチノールの機能と紫外線の関係
レチノールはビタミンAの一種。コラーゲンの働きをサポートしてハリ感、弾力アップが期待できます。そして、コンディションを整え、キメの細かいなめらかな肌に整えてくれる効果も! さらに軽いピーリング効果もあり、毛穴詰まりを予防し、肌荒れを防ぎます。
しかし、レチノールは紫外線に分解されやすいので、朝使用する場合は入念な紫外線ケアが必要となってきます。紫外線ケアを怠ると、お肌に刺激となってしまう可能性も。
そういったリスクを考えると、レチノールは夜のスキンケアに取り入れるのが賢明。長期的に使用することで効果を発揮する成分とも言われているので、継続することをおすすめします。
ビタミンCとレチノールは併用できるの?おすすめの順番は?
ビタミンCとレチノールは問題なく併用可能
「ビタミンCとビタミンA は、pHが合わない成分同士なので相性が悪い」と言われることがあります。pHとは、水溶液の性質(酸性・アルカリ性)を表す単位です。しかし、ビタミンCは水溶性、レチノールは油溶性なのでpHは関係なく、上記の説に当てはまりません。
ビタミンCとレチノールは問題なく併用が可能です。
ビタミンCとレチノールが高濃度なものを一度に併用すると、刺激が強く肌に負担がかかることも。敏感肌の人など併用に不安のある場合は、朝はビタミンC、夜はレチノールと使い分けることをおすすめします。使用目的や成分設計によって効果的な使用順は違うため、ブランドの推奨順を確認してください。
ビタミンCとレチノールの併用には紫外線ケアも大事!
日々のレチノールとビタミンCの併用には紫外線ケアも
美白*効果や肌保護作用のあるビタミンCは紫外線によるダメージからお肌を守ることができます。しかし、紫外線自体をカットする効果はありません。肌の老化原因の8割は、紫外線による光老化であると言われています。ビタミンCやレチノールを併用するだけでなく、日中は必ず日焼け止めを使用して紫外線対策をするようにしましょう。
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
美容好きな人に人気なビタミンCとレチノール。日々のスキンケアに「朝C夜A」を取り入れて、つるつるでなめらかな美肌を手に入れてみませんか?
*メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ
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